特集 腹腔鏡下膵体尾部切除の手術手技
膵癌に対する後腹膜一括郭清を伴う腹腔鏡下膵体尾部切除(腹腔鏡下RAMPS)
大目 祐介
1
,
本田 五郎
2
,
山本 淳
1
,
土井 愛美
1
,
武藤 純
1
1がん・感染症センター都立駒込病院肝胆膵外科
2誠馨会 新東京病院消化器外科/消化器がん腹腔鏡・ロボット手術センター
キーワード:
膵癌
,
腹腔鏡下膵体尾部切除術
,
RAMPS
Keyword:
膵癌
,
腹腔鏡下膵体尾部切除術
,
RAMPS
pp.1749-1757
発行日 2018年11月15日
Published Date 2018/11/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000928
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良性あるいは低悪性度病変に対する腹腔鏡下膵体尾部切除は,安全性や有効性が示され,すでに標準術式の1つになっている1-3)。一方,膵癌を対象としたリンパ節郭清を伴う腹腔鏡下膵体尾部切除は,わが国では2016年4月に保険収載されたが,いまだ一般的に普及しているとは言い難い。当院では,開腹下に標準術式として行われているradical antegrade modular pancreatosplenectomy(RAMPS)4-6)を腹腔鏡下に標準化して行っており,ここではその手術手技について述べる。
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