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特集 内視鏡手術からみえる新しい解剖学
II. 下部消化管
10.ロボット支援下側方郭清に必要な閉鎖腔の解剖
Anatomical landmarks of obturator space for robotic-assisted lateral lymph node dissection
前田 周良
1
,
賀川 弘康
1
C. Maeda
1
,
H. Kagawa
1
1静岡県立静岡がんセンター大腸外科
キーワード:
直腸癌
,
側方郭清
,
閉鎖腔
Keyword:
直腸癌
,
側方郭清
,
閉鎖腔
pp.506-510
発行日 2022年5月1日
Published Date 2022/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_506
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直腸癌に対する側方郭清では,自律神経と血管の間に介在するリンパ節を郭清するが,骨盤内の解剖に基づいたメルクマールとなる「壁」を意識しながら,リンパ節をen blocに郭清することができる.鏡視下手術は,拡大視により微細解剖が視認しやすい一方で,剝離層を認識するために大きな術野展開を行うことが手術のコツである.本稿では,側方郭清で主領域となる閉鎖腔の郭清に必要となる解剖学的なポイントについて述べた.
© Nankodo Co., Ltd., 2022