Japanese
English
特集 内視鏡手術からみえる新しい解剖学
I. 上部消化管
6.噴門側胃切除術における食道胃接合部・下縦隔の解剖
Anatomical considerations on esophagogastric junction and lower mediastinum in laparoscopic proximal gastrectomy
熊谷 厚志
1
,
速水 克
1
,
井田 智
1
,
幕内 梨恵
1
,
大橋 学
1
,
布部 創也
1
K. Kumagai
1
,
M. Hayami
1
,
S. Ida
1
,
R. Makuuchi
1
,
M. Ohashi
1
,
S. Nunobe
1
1がん研究会有明病院消化器センター胃外科
キーワード:
噴門側胃切除術
,
食道胃接合部癌
,
下縦隔郭清
Keyword:
噴門側胃切除術
,
食道胃接合部癌
,
下縦隔郭清
pp.435-439
発行日 2022年5月1日
Published Date 2022/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_435
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内視鏡手術の発展により,食道胃接合部および下縦隔の解剖の知識・理解が深まるとともに,手術手技が広く共有されるようになった.食道胃接合部の進行癌に対する噴門側胃切除術では,下縦隔リンパ節をen blocに郭清することになるが,横隔食道膜や心臓下包といった食道胃接合部を取り巻く解剖の知識に基づいて,これまでのエビデンスから推奨される下縦隔リンパ節郭清を適切に行うことが求められる.
© Nankodo Co., Ltd., 2022