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特集 消化器ステント術のすべて
II. 臓器別各論
1. 食道
2)食道癌のステント留置術―局所進行食道癌や術後合併症への対応
Stent treatment for locally advanced esophageal cancer and postoperative complication after esophagectomy in Sweden
速水 克
1
,
熊谷 厚志
2
,
井田 智
2
,
幕内 梨恵
2
,
金森 淳
2
,
岡村 明彦
2
,
今村 裕
2
,
大橋 学
2
,
布部 創也
2
,
渡邊 雅之
2
M. Hayami
1
,
K. Kumagai
2
,
S. Ida
2
,
R. Makuuchi
2
,
J. Kanamori
2
,
A. Okamura
2
,
Y. Imamura
2
,
M. Ohashi
2
,
S. Nunobe
2
,
M. Watanabe
2
1カロリンスカ大学病院上部消化器センター外科/がん研究会有明病院消化器外科
2がん研究会有明病院消化器外科
キーワード:
食道癌
,
食道ステント
,
スウェーデン
Keyword:
食道癌
,
食道ステント
,
スウェーデン
pp.875-880
発行日 2021年7月1日
Published Date 2021/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_875
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進行食道癌と術後縫合不全に対する自己拡張型金属ステント(self-expandable metallic stent:SEMS)留置について概説した.SEMS留置は悪性狭窄による嚥下障害を伴う患者とって,生活の質(QOL)向上をめざした代表的な緩和的処置である.一方,術後縫合不全に対するSEMS留置は,経口摂取制限を余儀なくされている患者にとって有益な治療選択肢ではあるが,現行では本邦において保険適用とはなっていない.これら食道癌のSEMS留置について,スウェーデンの当施設の経験をもとに詳述した.
© Nankodo Co., Ltd., 2021