Japanese
English
症例
大きさ20 cmの特発性腹腔内巨大デスモイド腫瘍の1例
A case of resected sporadic giant intra-abdominal desmoid tumor
深田 晃生
1
,
吉岡 慎一
1
,
田村 茂行
1
,
竹田 雅司
1
,
藤田 淳也
1
,
佐々木 洋
1
A. Fukada
1
,
S. Yoshioka
1
,
S. Tamura
1
,
M. Takeda
1
,
J. Fujita
1
,
Y. Sasaki
1
1八尾市立病院
キーワード:
腹腔内デスモイド
,
手術歴なし
,
術後再発疑い
Keyword:
腹腔内デスモイド
,
手術歴なし
,
術後再発疑い
pp.1403-1412
発行日 2022年12月1日
Published Date 2022/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_1403
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はじめに デスモイド腫瘍は筋膜や筋腱膜組織由来の線維組織腫瘍の一つであり,悪性所見を認めないものの浸潤性に増大し,治療は外科的切除が第一選択とされている.本疾患は開腹手術や外傷などの機械的刺激や妊娠を契機に発症すること,家族性腺腫性ポリポーシス(familial adenomatous polyposis:FAP)およびGardner症候群に合併することが知られている.一方,これらの関連因子をもたない症例や再発後の経過についての報告はまれである.
© Nankodo Co., Ltd., 2022