Japanese
English
症例
Tamoxifenとsulindacが奏効した腹腔内デスモイド腫瘍の1例
A case of unresectable mesenteric desmoid tumor successfully treated by long term use of tamoxifen and sulindac
高 正浩
1
,
若杉 正樹
1
,
赤松 大樹
1
M. Koh
1
,
M. Wakasugi
1
,
H. Akamatsu
1
1大阪警察病院消化器外科
キーワード:
デスモイド腫瘍
,
腸間膜腫瘍
,
ホルモン療法
Keyword:
デスモイド腫瘍
,
腸間膜腫瘍
,
ホルモン療法
pp.268-271
発行日 2018年3月1日
Published Date 2018/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_268
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デスモイド腫瘍は線維芽細胞の増殖からなる結合組織腫瘍である.遠隔転移を起こさないため,良性腫瘍とされているが,広範囲に浸潤し高率に局所再発するため,外科治療が非常に困難な症例が多く,予後は必ずしも良好とはいえない.今回,われわれは外科的切除が不可能であった小腸間膜デスモイド腫瘍に対し,tamoxifenとsulindacによる薬物療法を行い,良好な経過をたどった1例を経験したので報告する
© Nankodo Co., Ltd., 2018