Japanese
English
臨床報告
腹腔内へ穿孔をきたした小腸間膜デスモイド腫瘍の1例
A case of perforated mesenteric desmoid tumor
奈賀 卓司
1
,
畑田 智子
1
,
谷口 健次郎
1
,
近藤 亮
1
,
池口 正英
1
Takuji NAKA
1
1鳥取大学医学部病態制御外科学
キーワード:
デスモイド腫瘍
,
小腸間膜
,
穿孔
Keyword:
デスモイド腫瘍
,
小腸間膜
,
穿孔
pp.1289-1292
発行日 2009年9月20日
Published Date 2009/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102705
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はじめに
デスモイド腫瘍は筋,腱膜組織から発生する比較的稀な腫瘍であり,腹腔内での発生頻度は低い1).組織学的には核分裂像や核異型に乏しい良性腫瘍とされているが,周囲への浸潤性発育を示すため,臨床的には良悪性境界型の腫瘍に位置づけられている2).
今回われわれは,腹腔内に穿孔し,緊急手術を施行した小腸間膜デスモイド腫瘍の1例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.
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