Japanese
English
症例
腸閉塞を発症した特発性腸間膜静脈硬化症に対して腹腔鏡手術を施行した1例
A case of idiopathic mesenteric phlebosclerosis with ileus treated by laparoscopic surgery
文元 雄一
1
,
安 昌起
1
,
森 拓哉
1
,
玉森 豊
1
,
雪本 清隆
1
,
澤田 隆吾
1
Y. Fumimoto
1
,
C. An
1
,
T. Mori
1
,
Y. Tamamori
1
,
K. Yukimoto
1
,
R. Sawada
1
1和泉市立総合医療センター外科
キーワード:
特発性腸間膜静脈硬化症
,
腸閉塞
,
腹腔鏡手術
Keyword:
特発性腸間膜静脈硬化症
,
腸閉塞
,
腹腔鏡手術
pp.1397-1402
発行日 2022年12月1日
Published Date 2022/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_1397
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに 特発性腸間膜静脈硬化症は結腸壁内および腸間膜の静脈の石灰化に起因する慢性虚血性腸疾患で,比較的まれな疾患である1,2).本疾患は特徴的な内視鏡所見やCT所見を有しており,近年では漢方薬の長期内服との関連性が注目されている.今回われわれは,腸閉塞を発症した特発性腸間膜静脈硬化症に対して腹腔鏡手術を施行した1例を経験したので報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2022