Japanese
English
特集 外科栄養―最新のアプローチ
II. 各論
1.食道癌術前化学療法,周術期の栄養療法
Nutritional care in esophageal cancer surgical treatment during neoadjuvant chemotherapy and perioperative period
鍋谷 圭宏
1
,
星野 敢
1
,
首藤 潔彦
2
,
上里 昌也
3
,
坂本 昭雄
4
Y. Nabeya
1
,
I. Hoshino
1
,
K. Shuto
2
,
M. Uesato
3
,
A. Sakamoto
4
1千葉県がんセンター食道・胃腸外科
2帝京大学ちば総合医療センター外科
3千葉大学先端応用外科
4さんむ医療センター外科
キーワード:
食道癌
,
術前化学療法
,
栄養管理
,
術後合併症
Keyword:
食道癌
,
術前化学療法
,
栄養管理
,
術後合併症
pp.334-340
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_334
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わが国の標準治療である術前化学療法後の食道切除再建術を受ける進行食道癌患者では,初診時から周術期と考えて適時適切な栄養管理を行うべきである.しかし,食道癌手術周術期の効果的な栄養管理・介入のエビデンスはとぼしく,わが国の一連の治療体系でどの時点での栄養指標やその推移が予後と関連するのかを今後明らかにする必要がある.予後向上のために食道外科医は栄養療法に習熟すべきであり,個々の患者の病態に応じた個別化管理をチーム医療で行うことが大切であろう.
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