Japanese
English
症例
インドシアニングリーン蛍光法を利用した巨大肝囊胞に対する腹腔鏡下肝囊胞開窓術の1例
A case of laparoscopic hepatic cyst fenestration using indocyanine green fluorescence
阿部 恭
1
,
若林 俊樹
1
,
栗原 由騎
1
,
茂木 はるか
1
,
佐藤 勤
1
T. Abe
1
,
T. Wakabayashi
1
,
Y. Kurihara
1
,
H. Motegi
1
,
T. Sato
1
1市立秋田総合病院消化器外科
キーワード:
肝囊胞
,
腹腔鏡
,
インドシアニングリーン
Keyword:
肝囊胞
,
腹腔鏡
,
インドシアニングリーン
pp.1255-1260
発行日 2023年10月1日
Published Date 2023/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka85_1255
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肝囊胞に対する外科治療として腹腔鏡下肝囊胞開窓術は標準的な術式である.囊胞の再被包化を防ぐためには十分な開窓と囊胞壁の広範囲切除が必要であるが,切除範囲を広げすぎると囊胞で圧排された胆管を損傷し胆汁漏の原因となる場合がある.胆管損傷の予防を目的にこれまでもインドシアニングリーン(ICG)蛍光法での術中胆管描出が施行されてきた1~5).近年,医療機器の発展によりフルカラー画像にリアルタイムで蛍光イメージングを表示することができるようになり,このシステムを利用し,安全に過不足のない開窓術を施行できた症例を報告する.
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