Japanese
English
特集 手術に役立つ蛍光法のすべて
II. 上部消化管
2.新規蛍光プローブを用いた食道癌同定の可能性
Fluorescent imaging of esophageal cancer using novel probes
山本 桂子
1
,
大西 俊介
2
K. Yamamoto
1
,
S. Ohnishi
2
1北海道大学病院消化器内科
2北海道大学大学院薬学研究院分子細胞医薬学
キーワード:
蛍光イメージング
,
食道癌
,
食道胃接合部癌
,
頭頸部癌
Keyword:
蛍光イメージング
,
食道癌
,
食道胃接合部癌
,
頭頸部癌
pp.1236-1241
発行日 2022年11月1日
Published Date 2022/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_1236
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
早期食道癌の検出法として,ルゴール散布や狭帯域光観察(NBI)が行われているが,刺激性の問題や,熟練を要するなどの問題がある.最近,癌細胞の表面に発現する酵素DPP-Ⅳによって切断されると蛍光を発するプローブが開発された.これによって表在型の食道癌のみならず頭頸部癌,Barrett食道腺癌を含む食道胃接合部癌の検出が容易になると期待される.
© Nankodo Co., Ltd., 2022