今月の主題 外来診療でここまでできる
消化器疾患
内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)
平田 信人
1
,
竹熊 与志
1
,
藤田 力也
1
1昭和大学藤が丘病院内科消化器
pp.1760-1761
発行日 1997年9月10日
Published Date 1997/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904689
- 有料閲覧
- 文献概要
ポイント
●ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)後の経過を観察するためには,入院での検査が望ましい.
●外来では,MRCP(膵胆管描出)やEUS(内視鏡超音波)で情報収集を行うという考え方もある.
●外来ERCPを施行する場合には,午前中に行い,検査後3時間は病院内で経過を観察するようにする.
●昼食は絶食とする.帰宅後に腹痛を発症した場合には,すぐに来院するようによく話しておく.
●ERCP後急性膵炎の発生率は,全国集計では約0.1%であった.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.