Japanese
English
症例
Bilayer patch法術後6日目に重篤な後出血をきたした鼠径ヘルニアの1例
A case report of inguinal hernia with severe hemorrhage 6 days after bilayer patch repair
関 裕介
1
,
秀村 晃生
1
,
坂田 宏樹
1
,
田嶋 勇介
1
,
鈴木 宏幸
1
,
石丸 正寛
1
Y. Seki
1
,
A. Hidemura
1
,
H. Sakata
1
,
Y. Tajima
1
,
H. Suzuki
1
,
M. Ishimaru
1
1関東労災病院外科
キーワード:
鼠径ヘルニア
,
後出血
,
死冠
Keyword:
鼠径ヘルニア
,
後出血
,
死冠
pp.938-941
発行日 2021年7月1日
Published Date 2021/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_938
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はじめに 近年,鼠径ヘルニアに対する術式において腹腔鏡下ヘルニア修復術(TAPP)を第一選択とする施設が増えている.一方,bilayer patch法は全身麻酔を要しない低侵襲の前方到達法の中で,myopectineal orificeをおおうことができる鼠径ヘルニア根治術の術式である.今回,われわれはbilayer patch法施行後6日目に発生した,致死性出血となりうる内腸骨動脈系の重篤な後出血を経験したため報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2021