消化器癌におけるバイパス術とステント治療
食道 食道・食道胃接合部狭窄に対するステント術
水本 吉則
1
,
濱田 聖子
,
筑後 孝紀
,
中野 重治
,
下釜 翼
,
熊谷 健
,
太田 義之
,
遠藤 文司
,
江坂 直樹
,
岩本 諭
,
笠原 勝宏
,
勝島 慎二
1国立病院機構京都医療センター 消化器内科
キーワード:
食道胃接合部
,
食道狭窄
,
食道腫瘍
,
ステント
Keyword:
Esophagogastric Junction
,
Esophageal Neoplasms
,
Esophageal Stenosis
,
Stents
pp.1049-1055
発行日 2016年10月1日
Published Date 2016/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2016410215
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食道狭窄に対するステント留置術は,今や一般的な治療法となっている.本邦でも多数のステントが使用できるようになり,形状や口径,カバーの有無によって各々のステントの特性は異なる.部位別にも上部食道用,下部食道用のステントが発売されている.上部食道用は1種類,下部食道用は3種類存在する.下部食道用ステントは逆流防止弁がステントに付加されているが,捲れ上がり防止機構が付加されているのはNiti-S stent(ロングカバータイプ)とHANAROSTENT(下部食道用)で,Flexella-J stent(下部食道用)には付加されていない.また,食道ステントのmechanical propertiesも評価されており,症例に応じた使い分けが必要になる.
©Nankodo Co., Ltd., 2016