Japanese
English
症例
膿瘍形成性虫垂炎を併発した盲腸癌に対して腹腔鏡手術を施行した1例
A case of cecal cancer presented with abscess-forming appendicitis
増井 秀行
1
,
小林 裕之
1
,
瓜生原 健嗣
1
,
貝原 聡
1
,
細谷 亮
1
H. Masui
1
,
H. Kobayashi
1
,
K. Uryuhara
1
,
S. Kaihara
1
,
R. Hosotani
1
1神戸市立医療センター中央市民病院外科
キーワード:
膿瘍形成性虫垂炎
,
虫垂膿瘍
,
盲腸癌
Keyword:
膿瘍形成性虫垂炎
,
虫垂膿瘍
,
盲腸癌
pp.155-161
発行日 2019年2月1日
Published Date 2019/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_155
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はじめに 急性虫垂炎は虫垂内腔が閉塞することによって発症するが,その原因には糞石,リンパ組織過形成,腫瘍,異物などが考えられる.なかでも盲腸癌を背景に発症する急性虫垂炎は比較的まれであり,術前診断が困難とされている.今回われわれは膿瘍形成性虫垂炎を併発した盲腸癌に対して術前診断を行い,一期的に腹腔鏡手術を施行できた症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2019