特集 虫垂疾患に対する腹腔鏡手術
肥満症例の虫垂炎に対する腹腔鏡下虫垂切除術
萩原 謙
1
,
林 成興
1
,
五十嵐 雅仁
1
,
宮国 泰己
1
,
松野 順敬
1
,
高山 忠利
1
1日本大学消化器外科
キーワード:
虫垂炎
,
肥満
,
腹腔鏡下虫垂切除術
Keyword:
虫垂炎
,
肥満
,
腹腔鏡下虫垂切除術
pp.1255-1263
発行日 2018年7月15日
Published Date 2018/7/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000789
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日本肥満学会の肥満症診断基準によると,肥満の判定基準はBMI 25 kg / m2以上と定義され,さらに肥満に起因,関連する糖尿病や脂質異常症,冠動脈疾患等の11の健康障害のいずれかを有するか内臓脂肪蓄積を認めれば肥満症と定義されている。また,BMI 35 kg / m2以上が高度肥満と定義されている1)。一方,欧米ではWHO基準に基づいてBMI 30 kg / m2以上を肥満と定義している。
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