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特集 外科医が知っておくべき術後QOL評価のすべて
I. 総論
1.術後QOL評価の今までとこれから
The evaluation of postoperative quality of life:until now and the desirable future
中田 浩二
1
,
池田 正視
2
,
高橋 正純
3
,
木南 伸一
4
,
吉田 昌
5
,
上之園 芳一
6
,
小寺 泰弘
7
K. Nakada
1
,
M. Ikeda
2
,
M. Takahashi
3
,
S. Kinami
4
,
M. Yoshida
5
,
Y. Uenosono
6
,
Y. Kodera
7
1東京慈恵会医科大学臨床検査医学
2佐久市立国保浅間総合病院外科
3横浜市立市民病院消化器外科
4金沢医科大学消化器外科治療学
5国際医療福祉大学病院外科
6今村総合病院消化器外科
7名古屋大学消化器外科
キーワード:
QOL
,
患者報告アウトカム
,
ソフトエンドポイント
,
均てん化
Keyword:
QOL
,
患者報告アウトカム
,
ソフトエンドポイント
,
均てん化
pp.301-307
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_301
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QOL評価は患者の視点からみた医療評価として重要であり,患者の生活面での満足度を高める治療法を選択する際の有効なツールとなる.QOL評価には患者報告アウトカム(patient-reported outcome:PRO)が用いられるが,適切なPROを使用しないと臨床的に重要な評価項目を見逃す危険性がある.今後,医療ニーズに合った新たなPRO開発に取り組むとともに,PROを使いこなしてQOL評価をよりよい医療の提供に活かすことが課題である.
© Nankodo Co., Ltd., 2021