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特集 胃切除後再建術式の工夫とその評価
至適な再建術式のエビデンスを作るために
再建術式の評価に適したQOL質問票PGSAS-45
Postgastrectomy syndrome assessment scale (PGSAS)-45:a newly developed integrated questionnaire to evaluate various type of gastrectomy procedures
中田 浩二
1
,
池田 正視
2
,
高橋 正純
3
,
木南 伸一
4
,
吉田 昌
5
,
上之園 芳一
6
,
川島 吉之
7
,
鈴鴨 よしみ
8
,
小塩 真司
9
,
寺島 雅典
10
,
小寺 泰弘
11
Koji NAKADA
1
1東京慈恵会医科大学外科
2佐久市立国保浅間総合病院外科
3横浜市立市民病院消化器外科
4金沢医科大学消化器外科治療学
5国際医療福祉大学病院外科
6鹿児島大学消化器外科
7埼玉県立がんセンター消化器外科
8東北大学肢体不自由学分野
9早稲田大学文学学術院
10静岡県立静岡がんセンター胃外科
11名古屋大学消化器外科
pp.736-742
発行日 2015年6月20日
Published Date 2015/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210783
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【ポイント】
◆胃切除術式を評価するための均てん化された評価法を確立し,胃切除後障害の実態を明らかにする目的でPGSAS-45が策定された.
◆PGSAS-45により,従来の質問票では検出することが難しかった胃切除後に特有の症状や生活障害が明らかとなった.
◆PGSAS-45を「共通のものさし」として様々な胃切除術式や手術手技の影響を調べることで,患者のQOLを保つためのより良い術式の選択や新たに改良された術式の評価が可能になる.
◆PGSAS-37(PGSAS-45からSF-8を除く)の結果をレーダーグラフに表示する「PGSASアプリ」は,胃切除後障害の検出や個別化した栄養指導にも有用である.
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