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特集 消化管穿孔・虚血に対する低侵襲アプローチ
11.大腸憩室炎による結腸膀胱瘻に対する腹腔鏡下手術
Laparoscopic surgery for colovesical fistula complicating diverticular disease
金子 奉暁
1
,
船橋 公彦
1
,
牛込 充則
1
,
鏡 哲
1
,
三浦 康之
1
,
長嶋 康雄
1
,
吉田 公彦
1
T. Kaneko
1
,
K. Funahashi
1
,
M. Ushigome
1
,
S. Kagami
1
,
Y. Miura
1
,
Y. Nagashima
1
,
K. Yoshida
1
1東邦大学医療センター大森病院消化器センター外科
キーワード:
大腸憩室炎
,
結腸膀胱瘻
,
腹腔鏡下手術
Keyword:
大腸憩室炎
,
結腸膀胱瘻
,
腹腔鏡下手術
pp.254-260
発行日 2021年3月1日
Published Date 2021/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_254
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大腸憩室炎に対する腹腔鏡下手術は,拡大視効果や低侵襲性の点で期待されており,近年では安全性や妥当性も認識されてきている.しかし,膀胱瘻をもつ憩室炎の手術は,依然難易度が高い手術の一つである.手術においては,腸管切離,吻合,瘻孔の処理,尿管カテーテルの抜去などいくつかのポイントがあり,安全に施行するためには,そのポイントを意識することが重要である.本稿では,文献的考察を含めてそれぞれのポイントを解説する.
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