Japanese
English
特集 消化管穿孔・虚血に対する低侵襲アプローチ
10.S状結腸憩室穿孔に対する低侵襲手術を含めた術式選択
Minimally invasive surgery for perforated diverticulitis of sigmoid colon
田島 陽介
1
,
花井 恒一
1
,
升森 宏次
1
,
小出 欣和
1
,
松岡 宏
1
,
蘆田 啓吾
1
,
廣 純一郎
1
,
神谷 忠宏
1
,
鄭 栄哲
1
,
宇山 一朗
1
Y. Tajima
1
,
T. Hanai
1
,
K. Masumori
1
,
Y. Koide
1
,
H. Matsuoka
1
,
K. Ashida
1
,
J. Hiro
1
,
T. Kamiya
1
,
Y. Chon
1
,
I. Uyama
1
1藤田医科大学総合消化器外科
キーワード:
S状結腸憩室穿孔
,
Hinchey分類
,
腹腔鏡手術
Keyword:
S状結腸憩室穿孔
,
Hinchey分類
,
腹腔鏡手術
pp.249-253
発行日 2021年3月1日
Published Date 2021/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_249
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S状結腸憩室穿孔に対しては従来開腹Hartmann手術が標準手術であると考えられてきた.一方,近年は低侵襲性や永久人工肛門回避が求められ,一期的切除吻合・腹腔鏡下切除・腹腔鏡下洗浄ドレナージなどの術式の報告が散見される.しかし,これらの術式は技術的難度や安全性などの点から十分な検証がまだなされておらず,普及していないのが現状である.救命を最優先としたうえで,患者の状態や各施設の状況をふまえた術式選択が肝要である.
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