Japanese
English
症例
広範囲動脈-門脈シャントおよび胆管損傷を伴う鈍的肝損傷の1例
A case of extensive arterial-portal shunt and bile duct injury with blunt liver injury
佐藤 啓太
1
,
高橋 幸二
1
,
田村 佳久
1
,
山内 洋介
1
,
浦城 淳二
1
,
楠田 司
1
K. Sato
1
,
K. Takahashi
1
,
Y. Tamura
1
,
Y. Yamauchi
1
,
J. Uraki
1
,
T. Kusuta
1
1伊勢赤十字病院
キーワード:
肝損傷
,
動脈-門脈シャント
,
胆管損傷
Keyword:
肝損傷
,
動脈-門脈シャント
,
胆管損傷
pp.191-194
発行日 2021年2月1日
Published Date 2021/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_191
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに 肝損傷に伴う動脈-門脈シャント(arterio-portal fistula,もしくはarterio-portal shunt)[以下,APシャント]はinterventional radiology(IVR)で治療されることが多い1,2)が,広範囲に及ぶ場合には手術を含めた治療戦略に悩むことがある.今回,IVR治療を先行するも,広範囲肝梗塞と胆管損傷に伴う胆汁性腹膜炎で最終的に手術を必要とした症例を経験した.同病態の治療の選択について,示唆的な症例と考えて報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2021