Japanese
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臨床経験
マイクロ波凝固療法が有効であつた腹部損傷(肝損傷,脾損傷)の2例
Two cases of abdominal injury (hepatic injury, splenic injury) successfully treated by microwave coagula-tion therapy
光岡 晋太郎
1
,
阪上 賢一
1
,
常光 洋輔
1
,
池田 秀明
1
,
田中 公章
1
Shintaro MITSUOKA
1
1総合病院庄原赤十字病院外科
キーワード:
肝損傷
,
脾損傷
,
マイクロ波凝固療法
Keyword:
肝損傷
,
脾損傷
,
マイクロ波凝固療法
pp.515-518
発行日 2002年4月20日
Published Date 2002/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904835
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はじめに
マイクロ波凝固療法(microwave coagulationtherapy:以下,MCT)はその優れた止血効果により肝切除あるいは脾切除術における出血制御の目的に開発された1).現在では肝腫瘍の局所療法として普及しているが,MCTの最大の特徴は「凝固」であることを考えると,実質性臓器の出血を制御する目的に使用することは非常に有用であると思われる.今回,筆者らは外傷による肝損傷および脾損傷の手術にMCTを用いて良好な結果を得たので報告する.
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