Japanese
English
特集 移植医療2021
I. 肝
6.肝細胞癌に対する肝移植の最前線
Liver transplantation for hepatocellular carcinoma
赤松 延久
1
,
長田 梨比人
1
,
市田 晃彦
1
,
金子 順一
1
,
長谷川 潔
1
N. Akamatsu
1
,
R. Nagata
1
,
A. Ichida
1
,
J. Kaneko
1
,
K. Hasegawa
1
1東京大学肝胆膵外科,人工臓器・移植外科
キーワード:
生体肝移植
,
脳死肝移植
,
肝細胞癌
,
拡大基準
Keyword:
生体肝移植
,
脳死肝移植
,
肝細胞癌
,
拡大基準
pp.132-138
発行日 2021年2月1日
Published Date 2021/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_132
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肝細胞癌に対する肝移植においては移植後の再発が最大の問題である.昨今は,肝細胞癌の大きさや個数のみでなく,腫瘍マーカーなどのバイオマーカーを適応基準に含むことがコンセンサスとなりつつある.日本では,腫瘍最大径5 cm以内,腫瘍個数5個以内,AFP値500 ng/ml以内とする5-5-500基準が提唱され,Milan基準もしくは5-5-500基準を満たす症例を肝移植の適応とするdouble eligibility criteria=Japan基準が採用され,脳死・生体ともに肝細胞癌に対する肝移植において運用されている.
© Nankodo Co., Ltd., 2021