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特集 移植医療2021
I. 肝
7.胆道癌および転移性肝腫瘍に対する肝移植―transplant oncologyが拓く癌集学的治療の未来
Liver transplantation for cholangiocarcinoma and metastatic liver tumor;transplant oncology innovates the future of multidisciplinary cancer treatment
日比 泰造
1
T. Hibi
1
1熊本大学小児外科・移植外科
キーワード:
transplant oncology
,
胆道癌
,
転移性肝腫瘍
,
肝移植
Keyword:
transplant oncology
,
胆道癌
,
転移性肝腫瘍
,
肝移植
pp.139-146
発行日 2021年2月1日
Published Date 2021/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_139
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Transplant oncologyは腫瘍学と移植医学の融合によりあらゆる専門家が集い,癌の治療と研究を飛躍的に発展させることを目的とした概念である.生命維持に不可欠な肝臓に発生したさまざまな癌が切除不能である場合,厳格な基準のもとで肝移植を施せば治癒にいたることが明らかになりつつある.Transplant oncologyは癌ゲノミクス研究の進展とともに最終的に癌の本態解明につながる.日本の肝胆膵・移植外科医がtransplant oncologyの新たな時代を切り拓くことが期待される.
© Nankodo Co., Ltd., 2021