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特集 腹腔鏡下結腸手術を極める
II. 各論
7.S状結腸下行結腸接合部(SDJ)近傍のS状結腸癌に対する手術手技
Laparoscopic surgery for proximal location of sigmoid colon cancer
大塚 幸喜
1
,
八重樫 瑞典
1
,
高清水 清治
1
,
有吉 佑
1
,
畑中 智貴
1
,
平田 勇一郎
1
,
中村 侑哉
2
,
高橋 智子
3
,
伊藤 浩平
3
,
松尾 鉄平
4
,
佐々木 章
5
K. Otsuka
1
,
M. Yaegashi
1
,
K. Takashimizu
1
,
Y. Ariyoshi
1
,
T. Hatanaka
1
,
Y. Hirata
1
,
Y. Nakamura
2
,
T. Takahashi
3
,
K. Ito
3
,
T. Matsuo
4
,
A. Sasaki
5
1岩手医科大学外科学
2岩手県立久慈病院外科
3岩手医科大学外科学
4盛岡市立病院外科
5岩手医科大学外科学
キーワード:
腹腔鏡手術
,
近位S状結腸癌
,
IMA温存
Keyword:
腹腔鏡手術
,
近位S状結腸癌
,
IMA温存
pp.1101-1106
発行日 2021年9月1日
Published Date 2021/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_1101
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近位S状結腸癌,いわゆる下行結腸側の癌に対する術式は,下腸間膜動脈切離+脾彎曲授動+double stapling technique anastomosis,下腸間膜動脈温存+脾彎曲非授動+機能的端々吻合(functional end to end anastomosis:FEEA)の二つの選択が考えられるが,どのような症例に,どの手技が適切かは各施設・術者によって違いがあり,一定の見解がいまだ得られていない.本稿では,岬角から腫瘍までの距離が20 cm以上離れた近位S状結腸癌に対する下腸間膜動脈温存リンパ節郭清+FEEAの手技について解説した.
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