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特集 腹腔鏡下結腸手術を極める
II. 各論
6.脾彎曲部進行大腸癌に対するD3郭清を伴う根治手術
Laparoscopic colectomy for spleen flexure colon cancer
河田 健二
1
,
西崎 大輔
1
,
村上 克弘
1
,
笠原 桂子
1
,
喜安 佳之
1
,
住井 敦彦
1
,
竹本 晴彦
1
,
岡村 亮輔
1
,
岡田 倫明
1
,
板谷 喜朗
1
,
肥田 侯矢
1
,
小濵 和貴
1
K. Kawada
1
,
D. Nishizaki
1
,
K. Murakami
1
,
K. Kasahara
1
,
Y. Kiyasu
1
,
A. Sumii
1
,
H. Takemoto
1
,
R. Okamura
1
,
T. Okada
1
,
Y. Itatani
1
,
K. Hida
1
,
K. Obama
1
1京都大学消化管外科
キーワード:
腹腔鏡下手術
,
横行大腸癌
,
脾彎曲部授動
Keyword:
腹腔鏡下手術
,
横行大腸癌
,
脾彎曲部授動
pp.1095-1100
発行日 2021年9月1日
Published Date 2021/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_1095
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結腸癌に対する腹腔鏡下手術は手技の定型化および普及がすすんできたが,脾彎曲部付近の進行大腸癌の腹腔鏡手術は周囲臓器との複雑な解剖学的関係,豊富な血管バリエーション,リンパ節郭清範囲決定の複雑さなどがあり,依然として技術的難易度は高い.明確なエビデンスはまだないが,術中のインドシアニングリーン(ICG)蛍光法は適切なリンパ節郭清範囲の決定に有用な可能性がある.本稿では脾彎曲部付近の進行大腸癌に対し,当科で行っている腹腔鏡下手術の要点について概説した.
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