Japanese
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特集 消化器悪性腫瘍診療におけるガイドラインの功罪
I. 総論
3.Quality of adjusted life year(QALY)による評価
Assessment of quality-adjusted life years(QALYs)
莫 秀婷
1
,
蓋 若琰
2
,
森 臨太郎
3
X. Mo
1
,
R. Gai
2
,
R. Mori
3
1京都大学健康情報学
2国立社会保障・人口問題研究所社会保障応用分析研究部
3京都大学成育政策科学
キーワード:
質調整生存年
,
生活の質
,
選好
,
臨床ガイドライン
Keyword:
質調整生存年
,
生活の質
,
選好
,
臨床ガイドライン
pp.606-610
発行日 2020年5月1日
Published Date 2020/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_606
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質調整生存年(QALY)は,医療経済評価において,主観的健康状態の価値判断を含め,質と量をともに考慮した評価の柱の一つである.QALYの開発により,幅広く関連する結果を集約できるようになり,一連の介入の比較が可能となった.診療ガイドラインにおける医療経済評価の活用は世界的には導入がすすんでいるものの,国内での診療ガイドラインにおける利用は少ない.本稿ではQALYの基本的な特徴と測量方法,診療ガイドラインへの応用と課題を紹介する.
© Nankodo Co., Ltd., 2020