Japanese
English
特集 消化器悪性腫瘍診療におけるガイドラインの功罪
II. 各論
1.食道癌診療におけるガイドラインの功罪
Efficacies and limitations of the guidelines for diagnosis and treatment of carcinoma of the esophagus
藤 也寸志
1
,
北川 雄光
2
,
丹黒 章
3
,
土岐 祐一郎
4
Y. Toh
1
,
Y. Kitagawa
2
,
A. Tangoku
3
,
Y. Doki
4
1九州がんセンター
2慶應義塾大学外科
3徳島大学胸部・内分泌・腫瘍外科
4大阪大学消化器外科
キーワード:
食道癌
,
ガイドライン
,
AGREEⅡ
Keyword:
食道癌
,
ガイドライン
,
AGREEⅡ
pp.611-616
発行日 2020年5月1日
Published Date 2020/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_611
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
食道癌診療におけるガイドラインは,2002年から5年ごとに改訂を重ね,2017年に第4版が刊行された.MindsによるAGREEⅡ評価では,全体評価は75%と高評価であったが,種々の改善を要する点が指摘された.また,日本食道学会自身による評価も行われた.日本食道学会では,これらの評価に基づいて,食道癌診療ガイドラインの功罪(功:有効性や質の向上,罪:解決しなければならない課題)について議論し,2022年の次期改訂に向けた活動を開始している.
© Nankodo Co., Ltd., 2020