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特集 あなたは考えていますか? 前立腺癌検診・生検・治療のQOLと費用対効果
〈前立腺癌検診 : QALY・費用対効果の視点からの有効性評価〉
QALYの見地からの妥当性
Efficacy of prostate cancer screening in terms of QALY
沖原 宏冶
1
Okihara Koji
1
1京都府立医科大学附属北部医療センター泌尿器科
キーワード:
前立腺癌検診
,
質調整生存年
,
QALY
,
オーダーメイド検診
Keyword:
前立腺癌検診
,
質調整生存年
,
QALY
,
オーダーメイド検診
pp.1042-1044
発行日 2018年12月20日
Published Date 2018/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206439
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▶ポイント
・前立腺癌検診に伴う不利益の発生が重篤であれば,質調整生存年(QALY)は短縮する.このため質調整生存年のためには,検診実施による死亡率低下効果に加え,過剰診断,過剰治療に伴う合併症を最小限におさえる必要がある.
・近年のRCTのデータを用いた試算では,前立腺癌検診実施によるQALYは延長した.
・さらなるQALYの延長のためには,前立腺癌検診においてのオーダーメイド化の導入が必要である.
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