特集 骨粗鬆症 最新の知見に基づいた治療薬の考え方・使い方
骨粗鬆症治療における医療経済評価
森脇 健介
1
1立命館大学総合科学技術研究機構 医療経済評価・意思決定支援ユニット
キーワード:
医療経済学
,
骨粗鬆症
,
生活の質
,
Alendronate
,
質調整生存年
,
Teriparatide
,
費用効果分析
,
薬剤費
,
骨折-骨粗鬆症性
,
バイオシミラー医薬品
Keyword:
Quality-Adjusted Life Years
,
Teriparatide
,
Alendronate
,
Economics, Medical
,
Drug Costs
,
Osteoporosis
,
Quality of Life
,
Biosimilar Pharmaceuticals
,
Osteoporotic Fractures
pp.3360-3365
発行日 2020年10月5日
Published Date 2020/10/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2021054720
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<Key Points>◎医療費膨張の問題に際して、骨粗鬆症の疾病対策に費用対効果の視点を組み入れることが重要となっている。◎欧米諸国を中心に、骨粗鬆症治療の医療経済評価の事例集積が進んでおり、バイオシミラーを含むテリパラチドの費用対効果について患者のリスク別に詳細な検討が行われている。◎骨折の発生パターンといった疫学的特徴や薬価など医療制度に依存した違いを考えると、海外事例を日本に一般化することには課題があり、日本の公的医療の立場からバイオシミラーを含むテリパラチドの費用対効果を評価することが望まれる。
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