Japanese
English
特集 外科栄養―最新のアプローチ
II. 各論
5.肝臓外科手術の周術期栄養管理
Perioperative nutritional management for hepatic surgery
水口 徹
1
,
永山 稔
1
,
山口 洋志
1
,
石貫 智裕
1
,
久野 芳佳
1
,
今村 将史
1
,
竹政 伊知朗
1
,
木村 康利
1
T. Mizuguchi
1
,
M. Nagayama
1
,
H. Yamaguchi
1
,
T. Ishinuki
1
,
Y. Kuno
1
,
M. Imamura
1
,
I. Takemasa
1
,
Y. Kimura
1
1札幌医科大学
キーワード:
ERAS
,
免疫調整栄養剤
,
BCAA
,
診療ガイドライン
,
メタ解析
Keyword:
ERAS
,
免疫調整栄養剤
,
BCAA
,
診療ガイドライン
,
メタ解析
pp.357-363
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_357
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肝切除術周術期における栄養介入について,新たなメタ解析を追加し概説する.ERAS推奨のガイドラインでは,対象患者に術前7日間の栄養介入がすすめられている.免疫調整栄養剤は周術期の全合併症を減少させ(p<0.001),在院日数を短縮する(p=0.007).BCAA製剤も全合併症を低下させる(p=0.03).ERAS導入は周術期の全合併症を減少させる(p<0.001).技術的な課題解決に加えて,肝切除術周術期の栄養介入は臨床成績を改善させる可能性がある.
© Nankodo Co., Ltd., 2020