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特集 外科栄養―最新のアプローチ
II. 各論
4．膵頭十二指腸切除術におけるimmunonutritionの有用性
The usefulness of immunonutrition for pancreaticoduodenectomy
古川 勝規
1
,
鈴木 大亮
1
,
吉富 秀幸
1
,
高屋敷 吏
1
,
久保木 知
1
,
高野 重紹
1
,
酒井 望
1
,
賀川 真吾
1
,
三島 敬
1
,
中台 英里
1
,
大塚 将之
1
K. Furukawa
1
,
D. Suzuki
1
,
H. Yoshitomi
1
,
T. Takayashiki
1
,
S. Kuboki
1
,
S. Takano
1
,
N. Sakai
1
,
S. Kagawa
1
,
T. Mishima
1
,
E. Nakadai
1
,
M. Ohtsuka
1
1千葉大学臓器制御外科
キーワード：
immunonutrition
,
免疫栄養
,
膵頭十二指腸切除
Keyword:
immunonutrition
,
免疫栄養
,
膵頭十二指腸切除
pp.350-356
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_350
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膵頭十二指腸切除術は，手術手技や周術期管理が進歩した今日においても，術後合併症発生率は依然高率な術式の一つである．われわれの三つの臨床試験の結果からは，膵頭十二指腸切除術に対するimmunonutritionは術前投与が必要かつ十分であるとの結論であった．Immunonutritionは，適応と方法を適切に行えば有用で，数少ない生体反応を制御できる簡便な方法の一つであるので，広く導入されるべきものと考えている．
© Nankodo Co., Ltd., 2020
