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特集 肝癌治療の最前線
8.外科的切除を意識した肝細胞癌に対する集学的治療におけるTACEとHAIC
Multidisciplinary treatment with transcatheter arterial chemoembolization (TACE) or hepatic arterial infusion chemotherapy (HAIC) for borderline resectable advanced hepatocellular carcinoma
多田 正晴
1
,
波多野 悦朗
1
M. Tada
1
,
E. Hatano
1
1兵庫医科大学肝胆膵外科
キーワード:
高度進行肝細胞癌
,
TACE
,
HAIC
,
コンバージョン肝切除
Keyword:
高度進行肝細胞癌
,
TACE
,
HAIC
,
コンバージョン肝切除
pp.1241-1247
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_1241
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高度進行肝細胞癌に対する集学的治療では,近年分子標的治療薬の発展を認めるが,本邦では従来から経肝動脈カテーテル治療[肝動脈化学塞栓療法(TACE),肝動注化学療法(HAIC)]が積極的に導入され,発展を遂げてきた.肝内に限局する多発症例や脈管侵襲を伴う症例に適応されることが多く,十分な腫瘍抑制効果を認めた場合,conversion肝切除が可能となる症例も認められる.外科切除を意識した集学的治療における,経肝動脈カテーテル治療について述べる.
© Nankodo Co., Ltd., 2020