Japanese
English
特集 外科におけるカテーテル管理のコツ
2. 消化管内留置カテーテル
3)肝切除後胆汁漏に対するカテーテル留置の適応と意義
Indicational management of the biliary drainage for bile lackage after hepatectomy
木村 憲央
1
,
袴田 健一
1
N. Kimura
1
,
K. Hakamada
1
1弘前大学消化器外科
キーワード:
肝切除後胆汁漏
,
内視鏡的胆管ドレナージ
,
経皮経管的胆管ドレナージ
,
Cチューブドレナージ
Keyword:
肝切除後胆汁漏
,
内視鏡的胆管ドレナージ
,
経皮経管的胆管ドレナージ
,
Cチューブドレナージ
pp.930-935
発行日 2019年8月1日
Published Date 2019/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_930
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
肝切除術後胆汁漏において,腹腔内ドレナージが良好であれば原則保存的に治癒可能であるが,自然治癒が期待できない場合は胆道ドレナージが有用である.胆道ドレナージには,内視鏡的経鼻胆管ドレナージ(endoscopic nasobiliary drainage:ENBD),内視鏡的逆行性胆管ドレナージ(endoscopic retrograde biliary drainage:ERBD)経皮経肝的胆管ドレナージ(percutaneous transhepatic biliary drainage:PTBD),また,胆汁漏予防目的に術中に留置するCチューブドレナージがあげられる.本稿では,肝切除後胆汁漏の診断と治療法について概説し,特に胆道カテーテル管理のポイントについて詳述する.
© Nankodo Co., Ltd., 2019