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特集 外科におけるカテーテル管理のコツ
2. 消化管内留置カテーテル
2)経管栄養用胃瘻・腸瘻の留置法と管理法
Proper gastrostomy/enterostomy and the management of catheter enteral feeding
鍋谷 圭宏
1
,
上里 昌也
2
,
坂本 昭雄
3
Y. Nabeya
1
,
M. Uesato
2
,
A. Sakamoto
3
1千葉県がんセンター食道・胃腸外科
2千葉大学先端応用外科
3さんむ医療センター外科
キーワード:
経腸栄養
,
PEG
,
空腸瘻
,
PTEG
Keyword:
経腸栄養
,
PEG
,
空腸瘻
,
PTEG
pp.923-929
発行日 2019年8月1日
Published Date 2019/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_923
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「腸を使う」栄養管理の意義が認知され,われわれも経管経腸栄養で使用される消化管内留置カテーテルの適切な管理法をよく理解する必要がある.4週間までの比較的短期の経管栄養では経鼻カテーテル,それ以上の長期経管栄養では胃瘻アクセスが第一選択であるが,消化器外科周術期では手術時に造設した空腸瘻を用いる早期経腸栄養管理も行われる.安全な経管栄養の継続には,病態に応じた栄養学的知識に加えて,適切な消化管瘻アクセスとリスクマネジメントが必要であり,本稿で概説した.本年から,経管栄養用の世界標準規格の新しい誤接続防止コネクタがわが国でも導入されるので,安全に移行できる体制づくりが求められる.
© Nankodo Co., Ltd., 2019