Japanese
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特集 消化器疾患に対する機能温存・再建手術
I. 上部消化管領域
6. 噴門側胃切除における空腸間置(ダブルトラクト法を含む)による再建
Jejunal interposition and double tract reconstruction after proximal gastrectomy
永田 雅人
1
,
寺島 雅典
1
M. Nagata
1
,
M. Terashima
1
1静岡県立静岡がんセンター胃外科
キーワード:
噴門側胃切除術
,
ダブルトラクト再建
,
空腸間置再建
Keyword:
噴門側胃切除術
,
ダブルトラクト再建
,
空腸間置再建
pp.426-429
発行日 2019年4月25日
Published Date 2019/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_426
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噴門側胃切除術は,術後の食事摂取量・体重の維持などの機能温存を目的とした術式として位置づけられている.再建方法についてはアプローチも含めると多岐にわたるが,腹腔鏡とロボット手術の導入により選択される再建方法にも変遷がみられる.噴門側胃切除術後の生活の質(QOL)低下の原因の一つとして逆流性食道炎があげられるが,空腸間置・ダブルトラクト再建においては,空腸を胃酸に対する緩衝帯とするため食道への逆流を防止することができる.本稿では空腸間置・ダブルトラクト再建について解説する.
© Nankodo Co., Ltd., 2019