Japanese
English
特集 消化器疾患に対する機能温存・再建手術
I. 上部消化管領域
5. 噴門側胃切除におけるmSOFY法による機能温存
Functional preservation by the mSOFY reconstruction after proximal gastrectomy
山下 好人
1
,
上野 剛平
1
,
宮本 匠
1
,
辰林 太一
1
Y. Yamashita
1
,
K. Ueno
1
,
T. Miyamoto
1
,
T. Tatsubayashi
1
1日本赤十字社和歌山医療センター消化管外科
キーワード:
噴門側胃切除術
,
食道残胃吻合
,
腹腔鏡下胃切除
Keyword:
噴門側胃切除術
,
食道残胃吻合
,
腹腔鏡下胃切除
pp.422-425
発行日 2019年4月25日
Published Date 2019/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_422
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
噴門側胃切除術は,本法では1927年に宮城がはじめて施行したといわれており,胃上部の進行癌に対しても積極的に行われた時代があった.しかしながら,食道残胃吻合における逆流性食道炎の発生の問題から,1970~1990年ごろは噴門側胃切除の適応症例であっても胃全摘術を施行する施設が多くなった.1987年に太田ら1),2003年にKataiら2)が胃上部の早期胃癌に対しては腫瘍学的にも噴門側胃切除術が妥当であると報告してから,徐々に噴門側胃切除術が見直されるようになってきた.
© Nankodo Co., Ltd., 2019