増刊号 早わかり縫合・吻合のすべて
4章 術式別の縫合・吻合法
胃
【噴門側胃切除術】食道-残胃吻合—観音開き法
西﨑 正彦
1
,
黒田 新士
1
,
菊地 覚次
1
,
藤原 俊義
1
Masahiko NISHIZAKI
1
1岡山大学大学院医歯薬学総合研究科消化器外科学
キーワード:
噴門側胃切除術
,
食道-残胃吻合
,
観音開き法再建
,
逆流防止弁
Keyword:
噴門側胃切除術
,
食道-残胃吻合
,
観音開き法再建
,
逆流防止弁
pp.142-144
発行日 2020年10月22日
Published Date 2020/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213131
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縫合糸やデバイスの選択とその理由
原法では,粘膜縫合と全層縫合は5-0モノフィラメント吸収糸,胃漿膜-食道筋層の縫合と固定は4-0絹糸が用いられている1,2).現在では多くの場合,腹腔鏡手術で行われているが3),5-0モノフィラメントより1サイズ太い4-0モノフィラメント吸収糸のほうが腹腔内縫合操作で扱いやすいため,4-0モノフィラメント吸収糸を用いている.組織反応はより細い縫合糸のほうが少ないと考えられるが,最近では3-0有棘縫合糸を吻合に使用している施設も増えてきている.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2025年10月末まで)。
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