Japanese
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特集 消化器疾患に対する機能温存・再建手術
I. 上部消化管領域
3. 食道亜全摘における回結腸を用いた再建
Reconstruction by ileocolonic segment interposition after esophagectomy for esophageal cancer
上野 正紀
1
,
宇田川 晴司
2
M. Ueno
1
,
H. Udagawa
2
1虎の門病院消化器外科
2虎の門病院分院消化器外科
キーワード:
食道癌
,
再建法
,
回結腸再建
Keyword:
食道癌
,
再建法
,
回結腸再建
pp.412-416
発行日 2019年4月25日
Published Date 2019/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_412
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食道亜全摘後の再建には,胃を用いることが標準術式である.胃は右胃動脈,右胃大網動脈という壁外血流に加えて豊富な壁内血流があり,かなりの距離の挙上が可能であり,簡便性,確実性が高い1,2).われわれは胃を腹腔内に残し回結腸再建を行うことで胃の容量維持,逆流防止など術後の機能温存,生活の質(QOL)の維持をめざしている.
© Nankodo Co., Ltd., 2019