Japanese
English
症例
多数の神経内分泌マーカーの発現を示したalpha-phetoprotein(AFP)産生胃癌の1例
A case of poorly differentated alpha-fetoprotein producing gastric adenocarcinoma with prominent neuroendocrine component
阿部 紘一郎
1
,
永田 真知子
1
,
大上 博章
1
,
渡部 宜久
1
,
大久保 恵理子
1
,
大野 徹
1
K. Abe
1
,
M. Nagata
1
,
H. Ohue
1
,
N. Watanabe
1
,
E. Ohkubo
1
,
T. Ohno
1
1高砂市民病院
キーワード:
AFP産生
,
神経内分泌癌
,
胃癌
Keyword:
AFP産生
,
神経内分泌癌
,
胃癌
pp.364-367
発行日 2019年4月1日
Published Date 2019/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_364
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はじめに Alpha-phetoprotein(AFP)産生胃癌は,肝転移やリンパ節転移をきたしやすい予後のわるい亜型の一つである.血液中のAFPが高値となり,組織中のAFPが陽性となる.Glypican 3が補助診断として有用といわれている1~5).一方,神経内分泌癌(neuroendocrine carcinoma:NEC)は神経内分泌細胞に由来する腫瘍で,synaptophisin,chromogranin Aなどの免疫染色が陽性となる6~19).今回われわれは,AFP産生を伴う多数の神経内分泌マーカーの発現を示した胃充実型低分化型腺癌の1例を経験したので報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2019