Japanese
English
症例
術前に診断しえなかった胃壁膿瘍の1例
A case of gastric wall abscess which couldn’t be diagnosed before the operation
白坂 美哲
1
,
森井 雄治
1
,
河野 洋平
1
,
木下 忠彦
1
Y. Shirasaka
1
,
Y. Morii
1
,
Y. Kohno
1
,
T. Kinoshita
1
1豊後大野市民病院外科
キーワード:
胃壁膿瘍
,
腹腔鏡補助下幽門側胃切除術
Keyword:
胃壁膿瘍
,
腹腔鏡補助下幽門側胃切除術
pp.360-363
発行日 2019年4月1日
Published Date 2019/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_360
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに 胃壁には豊富な血流を認め,殺菌作用をもつ胃酸が存在するため胃壁内に膿瘍が形成されることは比較的まれである1).その原因としては,他臓器からの感染および炎症の波及による続発性が多いとされている2,3).今回われわれは原因不明の胃壁膿瘍に対して腹腔鏡下幽門側胃切除術を施行した1例を経験したので,その臨床経過とともに若干の文献的考察を加え報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2019