Japanese
English
症例
魚骨穿孔により発症した鼠径ヘルニア囊内膿瘍の1例
A case of abscess formation in an inguinal hernia sac was resulted from perforation of the small intestine by a fish bone
相場 崇行
1
,
森井 雄治
1
,
其田 和也
1
,
木下 忠彦
1
T. Aiba
1
,
Y. Morii
1
,
K. Sonoda
1
,
T. Kinoshita
1
1豊後大野市民病院外科
キーワード:
魚骨穿孔
,
鼠径ヘルニア囊内膿瘍
Keyword:
魚骨穿孔
,
鼠径ヘルニア囊内膿瘍
pp.893-896
発行日 2019年7月1日
Published Date 2019/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_893
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はじめに 嚥下された魚骨片はそのまま消化されるか,あるいは自然排出されることがほとんどであるが,まれに消化管穿孔を起こして腹膜炎や腹腔内膿瘍を発症し,緊急治療の対象となることがある.今回われわれは,魚骨による小腸穿孔により発症した鼠径ヘルニア囊内膿瘍の1例を経験したので,その臨床経過とともに若干の文献的考察を加え報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2019