特集 腹腔鏡・内視鏡合同手術(LECS)の現状と展望
Ⅰ.総論 2)LECSの現状と将来展望─外科医の視点から
小寺澤 康文
1
,
布部 創也
1
,
西江 尚貴
1
,
崔 尚仁
1
,
熊谷 厚志
1
,
大橋 学
1
1がん研有明病院消化器センター胃外科
キーワード:
LECS
,
胃粘膜下腫瘍
,
GIST
Keyword:
LECS
,
胃粘膜下腫瘍
,
GIST
pp.1631-1634
発行日 2021年10月15日
Published Date 2021/10/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002452
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GIST(gastrointestinal stromal tumor)をはじめとする胃粘膜下腫瘍に対する腹腔鏡下胃局所切除術は,簡便で安全な術式として一般的に広く行われている1,2)。しかし,管内発育型や混合型の腫瘍の場合,腹腔鏡による漿膜側からの観察のみでは,正確な腫瘍の位置や広がりを把握するのが困難な場合があり,しばしば胃壁を過剰に切除し,術後の胃の変形や通過障害の原因となる。
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