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特集 消化器腫瘍に対する腹腔鏡・内視鏡合同手術(LECS)up date
II. 各論
1.各種LECS手技
-6)胃噴門部および接合部病変(LECS困難例)に対する手技の工夫
U-shaped method for submucosal tumor of the stomach
山本 和幸
1
,
北城 秀司
2
,
住吉 徹哉
2
,
平野 聡
3
K. Yamamoto
1
,
S. Kitashiro
2
,
T. Sumiyoshi
2
,
S. Hirano
3
1北海道大学消化器外科Ⅱ
2斗南病院
3北海道大学消化器外科Ⅱ
キーワード:
腹腔鏡・内視鏡合同胃局所切除術
,
食道胃接合部
,
胃粘膜下腫瘍
Keyword:
腹腔鏡・内視鏡合同胃局所切除術
,
食道胃接合部
,
胃粘膜下腫瘍
pp.1142-1146
発行日 2019年10月1日
Published Date 2019/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_1142
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2008年にHikiらにより胃粘膜下腫瘍に対する腹腔鏡・内視鏡合同手術(laparoscopic and endoscopic surgery:LECS)が提唱され1),本邦においても導入している施設が増えている.食道胃接合部(esophagogastric junction:EGJ)近傍のLECSは噴門側胃切除や胃全摘を回避でき,もっともLECSの恩恵が受けられる術式である.しかし,視野の確保や切除後の縫合の難易度が高く,導入に踏み切れずにいる施設も多いと思われる.筆者らは,食道胃接合部近傍のLECSに対し,安全に施行するためにU字切開法を施行しており2,3),その詳細について解説する.
© Nankodo Co., Ltd., 2019