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特集 消化器腫瘍に対する腹腔鏡・内視鏡合同手術(LECS)up date
II. 各論
1.各種LECS手技
-2)Classical LECS―inverted LECS
Classical LECS;inverted LECS
津田 康雄
1
,
沖 英次
1
,
胡 慶江
1
,
財津 瑛子
1
,
久松 雄一
1
,
安藤 幸滋
1
,
中島 雄一郎
1
,
木村 和恵
1
,
森 正樹
1
Y. Tsuda
1
,
E. Oki
1
,
Q. Hu
1
,
Y. Zaitsu
1
,
Y. Hisamatsu
1
,
K. Ando
1
,
Y. Nakashima
1
,
Y. Kimura
1
,
M. Mori
1
1九州大学消化器・総合外科
キーワード:
GIST
,
classical LECS
,
inverted LECS
Keyword:
GIST
,
classical LECS
,
inverted LECS
pp.1121-1124
発行日 2019年10月1日
Published Date 2019/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_1121
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腹腔鏡・内視鏡合同手術(laparoscopic and endoscopic cooperative surgery:LECS)は従来の腹腔鏡下局所切除における余剰な胃壁切除を最小限にする手技として開発された,内視鏡医による胃内手術と,外科医による腹腔鏡手術を同時に協調しながら行う手技である.当初は粘膜欠損(delle)を有さない消化管間質腫瘍(GIST)を中心とした胃粘膜下腫瘍(SMT)に対する手術として開発され,現在は機能温存・低侵襲手術として保険適用となったことで急速に普及している.しかし当初は腫瘍の露出や内容物の漏出など,腫瘍細胞の播種や腹腔内感染リスクが懸念されていた.その問題点をクリアするために改良されたのがinverted LECSであり,腫瘍の部位,サイズに関係なく施行できる汎用性の高さが特徴である.本稿ではclassical LECSとinverted LECSの二つの手技を紹介する.
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