LECS(laparoscopy and endoscopy cooperative surgery)の新たな展開
各種LECS手技 Classical LECS
松田 達雄
1
,
比企 直樹
,
布部 創也
,
安福 至
,
熊谷 厚志
,
大橋 学
1がん研究会有明病院 消化器外科
キーワード:
胃鏡法
,
胃腫瘍
,
胃切除
,
腹腔鏡法
,
縫合法
,
手術時体位
,
アブレーション技術
,
砕石位
,
トロカール
Keyword:
Gastrectomy
,
Gastroscopy
,
Laparoscopy
,
Stomach Neoplasms
,
Suture Techniques
,
Ablation Techniques
pp.1497-1502
発行日 2015年10月20日
Published Date 2015/10/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2016039875
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2006年にわれわれは,粘膜病変を有さない5cm以下の胃粘膜下腫瘍に対して腹腔鏡・内視鏡合同手術(Classical LECS)を開発し,現在まで100例を超える症例に安全に適応してきた.本術式は内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を用いて,胃内腔から切離線を決定し,内視鏡と腹腔鏡を併用し漿膜筋層切開を行い,腫瘍を摘出する方法である.近年はInverted LECS with Crown Methodsを導入し,粘膜病変を有する胃粘膜下腫瘍や瘢痕などでESDが困難な早期胃癌にもClassical LECSを導入している.Classical LECSは手技として簡便かつ安全であり,食道胃接合部や幽門輪近傍にも応用可能な術式である.
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