Japanese
English
症例
胃全摘Roux-en Y再建術後の胃癌再発による通過障害に対し複数のステント留置を行い良好なQOLが得られた1例
A case of recurrented gastric cancer after total gastrectomy with Roux-en Y reconstruction whose obstruction was improved with multiple stents
山田 紗依子
1
,
山澤 邦宏
2
,
橋本 政典
3
,
矢野 秀朗
3
,
猪狩 亨
3
S. Yamada
1
,
K. Yamasawa
2
,
M. Hashimoto
3
,
H. Yano
3
,
T. Igari
3
1国立国際医療研究センター病院外科
2東京逓信病院外科
3国立国際医療研究センター病院
キーワード:
噴門部胃癌
,
胃全摘後
,
挙上空腸
,
通過障害
,
ステント留置
Keyword:
噴門部胃癌
,
胃全摘後
,
挙上空腸
,
通過障害
,
ステント留置
pp.963-968
発行日 2018年8月1日
Published Date 2018/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_963
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はじめに 一般に再発や切除不能な胃癌や食道癌などによる狭窄で経口摂取困難となった症例に対し,生活の質(QOL)改善のための姑息的治療としてバイパス術などがあるが,侵襲が大きく予後とのバランスがわるい場合もある.一方で,低侵襲な治療として消化管ステント挿入術が普及してきている.今回,消化管ステント留置を計5回6本繰り返すことで,QOLを保つことができた症例を報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2018