Japanese
English
特集 消化器癌に対する最新の集学的治療戦略
I. 総論
4.焼灼療法
-―消化器癌に対する焼灼療法の現状
Current roles of ablation therapy for gastroenterological cancers
山下 洋市
1
,
今井 克憲
1
,
馬場 秀夫
1
Y. Yamashita
1
,
K. Imai
1
,
H. Baba
1
1熊本大学消化器外科
キーワード:
ラジオ波焼灼術(RFA)
,
肝細胞癌(HCC)
,
適応
,
転移性肝癌
Keyword:
ラジオ波焼灼術(RFA)
,
肝細胞癌(HCC)
,
適応
,
転移性肝癌
pp.812-815
発行日 2018年7月1日
Published Date 2018/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_812
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消化器癌に対する焼灼療法としてエビデンスのある適応は肝細胞癌(hepatocellular carcinoma:HCC)に限られ,肝腫瘍であってもその他の癌種には慎重に適応すべきである.肝癌治療アルゴリズムに基づいて,小型HCC(≦3 cm)への適応が原則であるが,さらに血流によるheat-sink効果やHCCの悪性度などを考慮した適応が肝要である.大腸癌肝転移に対する焼灼療法には新たなエビデンスも加わり,今後の動向が注目される.
© Nankodo Co., Ltd., 2018