Japanese
English
特集 消化器癌に対する最新の集学的治療戦略
I. 総論
3.光線力学的療法
Photodynamic therapy for gastrointestinal cancer
中島 孝治
1
,
三宮 一朗
1
,
芦塚 伸也
1
,
稲津 東彦
1
,
三池 忠
1
,
安倍 弘生
1
,
田原 良博
1
,
山本 章二朗
1
,
久保田 良政
1
,
坂 哲臣
1
,
河上 洋
1
,
西田 卓弘
1
,
七島 篤志
1
K. Nakashima
1
,
I. Sannomiya
1
,
S. Ashizuka
1
,
H. Inatsu
1
,
T. Miike
1
,
H. Abe
1
,
Y. Tahara
1
,
S. Yamamoto
1
,
Y. Kubota
1
,
T. Ban
1
,
H. Kawakami
1
,
T. Nishida
1
,
A. Nanashima
1
1宮崎大学
キーワード:
食道癌
,
光線力学的療法
,
PDT
Keyword:
食道癌
,
光線力学的療法
,
PDT
pp.805-811
発行日 2018年7月1日
Published Date 2018/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_805
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光線力学的療法(photodynamic therapy:PDT)は,本邦ではporfimer sodium(Photofrin)と,talaporfin sodium(Laserphyrin)を用いるPDTが保険適用となっている.Photofrin PDTで使用するエキシマダイレーザがすでに生産中止となったため,主流はLaserphyrinと半導体レーザを用いたPDTへと移行している.Laserphyrin PDTは,現在,早期肺癌,悪性脳腫瘍,食道癌で保険適用となっている.本稿では主に消化器領域で適応となっている化学放射線療法または放射線療法後の局所遺残再発食道癌に対するLaserphyrin PDTについて,消化器内科の観点を中心に外科と共同で治療を行っている立場から概説する.
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