Japanese
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特集 消化器癌に対する最新の集学的治療戦略
I. 総論
5.凍結療法
-―肝細胞癌に対する凍結療法の現状と今後の展望
Current status and perspective of cryotherapy for hepatocellular carcinoma
赤須 雅文
1
,
篠田 昌宏
2
,
若林 剛
3
,
田邉 稔
4
M. Akasu
1
,
M. Shinoda
2
,
G. Wakabayashi
3
,
M. Tanabe
4
1東京医科歯科大学肝胆膵外科
2慶應義塾大学外科
3上尾中央総合病院消化器外科
4東京医科歯科大学肝胆膵外科
キーワード:
凍結療法
,
肝細胞癌
,
局所療法
Keyword:
凍結療法
,
肝細胞癌
,
局所療法
pp.816-820
発行日 2018年7月1日
Published Date 2018/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_816
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日常的に出会う肝腫瘍では,肝細胞癌が一番多い.その治療としては,手術が第一選択であるが,肝硬変や肝機能障害などにより切除不能例も多くみられる.その際に局所治療が選択されるが,その一つに凍結療法があげられる.一般的にはラジオ波焼灼術(RFA)が行われているが,凍結療法特有の利点も多い.近年,凍結療法についての報告が多数みられるようになり,良好な成績をおさめている.今回,凍結療法の特徴とともに今後の展望について解説する.
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